『SING/シング』
日本公開:2017年3月17日
今回は、字幕版で鑑賞。
アッシュ素敵!ジョニー最高!
『怪盗グルー』『ミニオンズ』『ペット』を生み出したイケイケな制作会社の最新作。
潰れかけの劇場を立て直すべく、ちょっと壊れた支配人コアラのバスター・ムーンを主人公に様々な境遇の人物(動物)が織りなすハートフル・コメディアニメ。
私が好きな映画は、熱い音楽のある作品。
最近なら『バットマンVSスーパーマン(特にワンダーウーマンのテーマ)』や当然『ラ・ラ・ランド』などが大好き。
そして本作も間違いなくサイコーの音楽映画。
鑑賞後はパンフレットではなく、サントラが欲しくなる事請け合い。
しかしながら、ただの音楽映画ではない。
各キャラに感情移入し、各キャラの境遇や感情を分かち合って泣け、大笑い出来る作品であると思う。
今の自分に葛藤し、夢見てオーディションを受ける登場人物たち。
序盤にさらりと撫でるように各人物の現状に触れていくのだが、その一瞬で各キャラに共感し知ることが出来る。
ただ、お子様には少々共感しがたいかもしれない。平凡な主婦のロジータが今の生活に何が不満なのか、こういった事柄を汲み取ることは難しいと思う。そこを汲み取れるのは、少し知識や経験のある大人だけであろう。
途中退屈したお子様がおしゃべりをしだすハプニングが何度かあったが、音楽の迫力が抜群の作品であるため掻き消してくれた。
途中、間延びして退屈に感じる部分があるかもしれない。
起承転結の承が長すぎるせいだと思うが、その一山を越えれば様々な感情があふれる楽しいひと時を過ごせる。
それと、是非とも字幕での鑑賞をオススメしたい。
何処かで聞いたことのある人気の洋楽が気持ちよく入ってくるし、字幕でないと楽しめないシーンも多々ある。(きゃりーぱみゅぱみゅのくだりとか)
ただ、お子様には吹替がオススメである。洋楽を耳にしたこともないし、上で書いたように感情移入が出来ずに退屈してしまう恐れがある。退屈するくらいなら、吹替で楽しく過ごしちゃいましょう。
吹替版も鑑賞しようと思っていますが、斎藤さんとかいう芸人を使用しているのが気に入らない。
スキマスイッチやMISIAといった歌手を使うのだから、しっかりとその層で固めておくべきだったんだ。
要は、サイコーの映画です。
個人的には『モアナと伝説の海』より『SING/シング』の方をオススメしたい。
『モアナと伝説の海』も良い作品であるが、あの作品よりも楽しめて幸せになれるからだ。

Sing (Original Motion Picture Soundtrack)
- アーティスト: ヴァリアス・アーティスト
- 出版社/メーカー: Universal Music LLC
- 発売日: 2016/12/09
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