「オカネオカネ」とうわ言をつぶやく日々。
そうだ、レザーで小物を作ってみよう。
モノを作って売る、という前時代的な思想が第一に浮かぶあたり、当面オカネに苦労しそうだ。
三宮の東急ハンズにレザー関連が揃っているとわかり、早速向かう。
カゴに工具を何点か突っ込んでから彼女が「また一回使うだけの工具買うん」と心配そうに煽ってくる。そう、飽き性なのだ。
ベッド下の収納には、とんぼ玉を作ろうとした時のバーナー一式が眠っている。
数年前に5回ほど使っただけだ。
さらに、引っ越してオール電化になってしまった。なんてこった。
彼女が「縫うだけの入門キットで楽しかったら買いなさい」なんて言うもんだから、素直に従う。
マーリープラス - Mifuku Leather Works
こちらの入門キットを購入。
買って満足するタイプなので2週間ほど寝かせておきましたが、ついに作成開始。
パーツが既に裁断・穴あけされており、後は縫うだけの楽ちん作成。
詰めが甘く、開封前のキット撮影を忘れていた。
ぬいぬい。
このキット、一つだけ難点がある。
縫い終わりを固めるボンドの蓋が硬すぎて開かないのだ。
あの手この手で試したが、プラがパキッと軽く悲鳴を上げたので諦めた。
頑張ってくれ、消え色ピットくん。
2時間で完成。
縫い終わりが糊跡で汚いのはご愛嬌。
2,900円で2時間楽しめた。
彼女が仕事中の財布に使うと言っているから、作ってよかったのだろう。
工具は買うか迷っている。
女のデザインに勝てる気がせんのです。