旅に出たいごうけん

Z125のモトブログやってます。PCゲームやライブ配信について情報を掲載しています。

シネコン業界から転職し、無職になりました。

 

そして伝説へ…。

大変ご無沙汰しております。バイクにも乗らずブログも更新せず。

というのも、4年間勤めたシネコンを5月に退職しまして、未経験業界に転職いたしました。

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やっとまともに続いた仕事

僕の社会人経歴の中で3年以上続いた仕事は、シネコンの4年のみです。今までは自衛隊の1年半とかブラック出版社の半年とか、どうしようもない経歴ばかりでした。

シネコンは、仕事も楽しくワクワクする業界でしたが、業界全体に悪い傾向がありました。それが、低賃金労働

業界最大手のT○H○シネマズなんかは手当もついて、ある程度食っていけるそう。地域限定にすれば転勤も近くにしかしないそうですが、出世はしないそう。

私が勤めていたシネコンも例に漏れず低賃金。30歳になった私で総支給20万円の手取り15.5万円。家賃補助なんかはありません。

それでも仕事は楽しかったのでだらだらと続けていましたが、4年勤めて昇給は合計1万5千円4年務めてこれだけやぞ!

後ろの2年に至っては、昇給3000円/月という始末。上司(30代後半)の給料に追いつこうとしたら、このペースだと僕は65歳になります。アホか~!

 

そんな冗談を言いながらも続けていましたが、真剣に転職を考えるきっかけになる話を聞きました。

同僚(男性30代後半)が、子供3人いて手取り23万。驚いたね。これで生きていけるんだから日本はすごいよ。その同僚、昼ごはんは、ランチパック1袋とコーヒーだけだよ。

仕事が出来る方の男性で、子供3人いて手取り23万なら僕が15.5万でも文句はねえか…というのが洗脳されている状態だと気付いたので転職活動を行いました。

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未経験業界で年収40万アップ

シネコン業界の中ではどこに行っても低賃金労働を強いられるので、業界無い転職はハナから検討していませんでいた。

とはいえ、僕は資格もこれといって持っていませんし、スキルとしては何でも出来るとはいえ広く浅くで柱がなく転職活動は困難を極めました。

と言いつつ、1社目で見事採用されました。厳選しましたからね~。

 

転職先は、未経験業界の金持ち(僕のイメージ)な業界。

転職前は年収ギリ300万円に届きませんでしたが、転職後は前職を参考にされて340万円前後。未経験業界ということもあり、今後の成績次第では大幅アップとのお話でした。

ボーナスは年2回と表記されていましたが、入社後知らされたのは年2回・各1ヶ月分というお話。やすすぎんか~!出るだけましたか!

シネコン業界は年間休日100日(入社当時は規定改定前で85日だったかな?)でしたが、転職先は年間休日114日。すげーな。というか、シネコン時代の85日ってヤベーな!

労働条件は非常に良くなり、僕には明るい未来が待っている…はずでした。

 

そして退職へ

日が浅いので詳細は伏す。

無職男性(30)の爆誕です。

 

画像は、退職日の退勤時に撮影した夕焼け。

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無職男性(30)

退職して2週間ほど経過しました。無職生活を送っていますが、今大変困っています。

それが、コミュニケーション能力の著しい低下

今、タリーズでノートパソコンを広げてこの記事を書いていますが、コーヒーを頼むときにすんなり言葉が出ねーの

もとから友達もいないので誰かと遊ぶこともないし、仕事でも会話がなかったしね…。

 

そして何よりも、収入がなくなりました。

貯金がほぼなく、支払いも多いのでもって2ヶ月という状況です。

クラウドソーシングに登録して日銭を稼ごうかと思いましたが、もう一つ困った状態に陥っています

 

くたばれNURO光

つい先日に引っ越しまして、引越し先のネットはNURO光を選択しました。しかし、これがミスチョイス

開通まで工事が2回あり、合計で2ヶ月弱かかります。

7月中旬に申し込みを行い、1回目の工事は7月24日。2回目の工事日は後日連絡があると聞いていましたが、連絡が来たのは1週間後の7月31日

肝心の2回目工事日ですが…9月18日!ふっざけんな!

ということで、ネット廃人の僕がネット回線を取り上げられて1ヶ月が経過しました。あと半月強か…。

ノマドな人たちはカフェのWifiと電源を利用していると聞いていたので昨日8/26にタリーズデビューを果たしました。

ネットさいこー!

 

とりあえず、日銭を稼いで延命しなきゃ…。

 

記事書いてたらタリーズにパトカーと消防車きた。ここも安住の地ではないのか。

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(記事作成56分)

まだ公開されてもない大作映画が目白押し!第91回アカデミー賞の受賞してほしい作品!

 

第91回アカデミー賞まもなく

新年一発目の投稿が、2月末になってしまった。

というのも、転職活動やApexLegend(大流行中のFPS)に忙しくて…。

気付けばアカデミー賞が発表される2月末になった次第であります。

 

日本におけるアカデミー賞とは

「アメリカ映画の祭典」という冠詞を付けられることが多い事からも分かるとおり、基本はアメリカ映画を対象とした映画賞であり、作品の選考対象も「1年以内にロサンゼルス地区で上映された作品(詳細は後述)」と比較的狭義である。

しかし、その知名度と世界三大映画祭よりも古い歴史を持つ賞であるため、マーケットへの影響力は国際映画祭の各賞以上に大きく、受賞結果が各国の興行成績に多大な影響を与える。 

アカデミー賞 - Wikipedia

非常に影響力がある映画賞なんです。

日本アカデミー賞とかいう、各配給会社の持ち回りで決定されるような茶番では決して無い。

 

この日本においても、アカデミー賞を受賞した作品の興行成績は多少なりとも増加する。

一方で、アカデミー賞受賞のブースト目当てに映画公開時期を大幅に遅らせる作戦が、日本ではまかり通っている。(去年の『シェイプ・オブ・ウォーター 』とかね

増加するとはいえ、そこまで大きく影響しないんだから速やかに公開せえよ!

公開済みだったとしてもアカデミー賞受賞したらリバイバル上映すりゃいいだろうが!

 

上記が原因で、日本の映画ファンは公開されてもいない作品がアカデミー賞を受賞する映像を見させられているのだ。

 

…愚痴はこのへんにして!

まだ公開されてもない大作映画が目白押し!第91回アカデミー賞の受賞してほしい作品!

 

受賞してほしい作品

作品賞

『ボヘミアン・ラプソディ』

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鑑賞済

2018年の個人的お気に入り第2位。

 

『ROMA ローマ』

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未鑑賞

「ゼロ・グラビティ」アルフォンソ・キュアロン監督

本作、Netflix製作の映画なんです。Netflix製作の映画が作品賞を受賞しようものなら歴史が変わることでしょう。

今後の映画業界のためにも、ここで壁をぶち壊してほしい。

本作、Netflixで視聴可能です。

 

監督賞

ピンと来ず。

『ファーストマン』のデイミアン・チャゼル監督がノミネートされていないので…。まだ未鑑賞なのでなんとも言えませんが…。

彼の『セッション』『ラ・ラ・ランド』には心揺さぶられました。

 

主演男優賞

ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』

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鑑賞済

海外ドラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』で一躍有名になった彼。

私もこのドラマを視聴しましたが、精神が不安定な主人公を演じる彼の演技力に魅了されました。

「ラミ・マレックがフレディを演じる?完璧やんけ!」と公開前から心の中でガッツポーズを決めていましたが、間違いなかった。

 

視覚効果賞

『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (字幕版)

鑑賞済

2018年の個人的お気に入り第1位。つーか、我が人生ナンバーワン。

本作や『ブラックパンサー』のために「人気映画部門」が新設される動きがあったけども、結局お流れになってしまった。

なんとしてでも賞を受賞してほしい。

 

ここまで書いたが

観てねえ作品が多すぎる!こんなんで書けるか!

単純に受賞予想書くわ!

 

ガチ受賞予想

作品賞『ROMA ローマ』

黒人関連の『ブラックパンサー』『ブラック・クランズマン』『グリーンブック』が強敵だが、『ROMA ローマ』が勢いで持っていくのではないか。

 

監督賞『ROMA ローマ』アルフォンソ・キュアロン

同上

 

主演男優賞『バイス』クリスチャン・ベール

作品によって体重が増減しまくる事で有名な彼。

本作のメイクアップもすげえんだ。

 

主演女優賞『天才作家の妻 40年目の真実』グレン・クローズ

大穴で『アリー スター誕生』のレディーガガ。

 

助演男優賞『グリーンブック』マハーシャラ・アリ

一昨年の『ムーンライト』でアカデミー助演男優賞を受賞した彼。

対抗馬は、去年の『スリー・ビルボード』で同じくアカデミー助演男優賞を受賞したサム・ロックウェルか。

 

助演女優賞『女王陛下のお気に入り』エマ・ストーン

『ラ・ラ・ランド』好き。

 

脚本賞『ROMA ローマ』

 

脚色賞『ブラック・クランズマン』

 

視覚効果賞『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』

 

美術賞『ブラックパンサー』

 

撮影賞『ROMA ローマ』

 

衣装デザイン賞『ブラックパンサー』

 

編集賞『ボヘミアン・ラプソディ』

 

外国語映画賞『ROMA ローマ』

 

音響編集賞『ボヘミアン・ラプソディ』

 

録音賞『ボヘミアン・ラプソディ』

 

メイクアップ&ヘアスタイリング賞『バイス』

これだけはガチガチの鉄板。

 

作曲賞『犬が島』

 

主題歌賞『ブラックパンサー』

対抗馬は『アリー』。

 

長編アニメーション賞『犬ヶ島』

 

授賞式は2/25(月)8:30から!

朝早く起きて楽しみましょう!

 

 

#2018年一番良かった映画

 

 

映画をあまり観なかった2018年

2018年も、あと数時間。

今年は映画観なかったな…観たい映画は沢山あったんだけどな。

働くにつれて映画を観る気が失せてしまっている。これは良くないぞ!

そんな、体に鞭打って(言葉が悪い)…

2018年は、23本鑑賞いたしました。

 

2018年劇場鑑賞リスト

1月

『キングスマン:ゴールデン・サークル』『パディントン2』

2月

『グレイテスト・ショーマン』

3月

『ブラックパンサー』『シェイプ・オブ・ウォーター』『北の桜守』『リメンバー・ミー』

4月

『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』『パシフィック・リム:アップライジング』『レディ・プレイヤー1』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

5月

『孤狼の血』

6月

『デッドプール2』『ワンダー 君は太陽』『ニンジャバットマン』『カメラを止めるな!』

7月

なし(!?)

8月

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』『アントマン&ワスプ』

9月

『プーと大人になった僕』

10月

『イコライザー2』『search/サーチ』

11月

『ボヘミアン・ラプソディ』『Burn the Stage : the Movie』

12月

なし(!?)

 

観たくもないのに無理やり観させられた作品が何本か混じってますね…。

観るのがその何本かは、観るのが非常に苦痛でした。

 

2018年ベスト5

第5位『グレイテスト・ショーマン』

ミュージカル映画は、やっぱり強い!全ての曲が、素晴らしい。

中でも、

オープニングの『The Greatest Show』や、

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序盤、嫁さんと出会うところの『A Million Dreams』、

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この2曲は聴くだけで思い出して泣ける。

『A Million Dreams』には、自分の情けなさが重なって悲しくなってしまう。強くなろう。

 

ただ、内容的には中盤辺りのヒュー・ジャックマンがクソ野郎過ぎて感情移入しづらかったんです。

そこが非常に残念でした。

 

第4位『パディントン2』

ええんか…こんな優しい話が存在してええんか…。嫌味が全く無い、心が洗われるキレイな作品です。

パディントンの表情全てが愛らしい。全てのシーンが優しい。

下記予告動画のサムネイルにもなっている、面会所のシーンが愛らしい。

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パディントンのぬいぐるみが欲しいんだけど、売ってないか高いんですよね。

パディントン(字幕版)

パディントン(字幕版)

 

 

第3位『シェイプ・オブ・ウォーター』

オシャレで、悲しくて、美しい作品でした。

しっとりとした音楽に乗せて描かれる不思議な映像に引き込まれました。

魚人の鳴き声もどこか物悲しいんですよね。

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描写しなくていい主人公の自慰シーンを敢えて描写するあたり、ギレルモ・デル・トロ監督は変態なんだと感じました。

 

第2位『ボヘミアン・ラプソディ』

アメコミファンじゃなければ間違いなく1位でした。

オープニングのアレンジ『ファンファーレ』からの『愛にすべてを』シーンは、なんであんなに泣けるんだろう。今こうやって思い出しながら打っているだけでも泣けてくる。

確かに中盤の同性愛描写にキツいものはありましたが、それを超えた後の燃え滾るような熱・勢いにヤラれました。

皆さんと同じくライブ・エイドのシーンでは泣くほどに感動しましたが、号泣したのはその後。

エンディングであの曲が流れることを知らずに観たので、あの曲が流れたと同時に号泣してしまいました。『アベンジャーズIW』のラストに並ぶ、2018年映画のネタバレ厳禁な内容だと思っています。

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ちなみに、映画鑑賞前からQueenはよく聴いている方でした。

特定のバンドを深く聴くというよりかは有名な曲を広く浅く聴くタイプなので、必然的にQueenなんかはずっと聴いてたんです。

仕事の締め作業中、上司も退社して同僚しか居ない時にスピーカーをONにして音楽を流していました。Queenなんかを流しながら「この歌詞、日本語訳では◯◯なんだって」という話で盛り上がっていました。メンバー各自の思いや熱が、他のバンドとは一際違うように感じ、甚く感動したことを覚えています。

 

胸を張って、誰にでもオススメできる傑作です。

 

第1位『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

感情がここまで揺さぶられる映画は、これから先そう無いと思う。

冒頭の兄弟シーン・愛するヘイムダルシーンで泣いた。

ソー×GotGメンバーとの掛け合いに大笑いした。

キャプテン・アメリカ登場シーンのカッコよさに感動した。

ニダベリアでのグルートの成長に泣いた。

ヴィジョンや地球を守るためにヒーロー皆で総力戦に出るシーンで鳥肌が立った。

あるヒーローが遅れて登場するシーンに感動して涙が出た。

キャプテン・アメリカの気迫に泣いた。

そして、ラストのシーンで心を折られた。

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MCU作品は、家に帰ってから色んな人の考察を読むと永遠に楽しめる。

その中でも、本作の中で特にヘイトを集めることとなった「ピーター・クイルのぶち壊しシーン」に対する「その事も、ドクター・ストレンジが見た1400万605分の1の唯一勝てる未来に必要だった」という考えに心が救われた。

大好きなヒーローが嫌なヤツ扱いされるのは、本当に心が痛む。そんな世界中のピーター・クイルファンを救った、熱い考察だと思う。

 

2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、僕の愛するキャプテン・アメリカが退場予定だ。

彼の居ないアベンジャーズを想像するだけで悲しくて泣けてくる。

せめて最後に、ファンが待ち望んでいる掛け声を最高に決めて欲しい。

アベンジャーズ・アッセンブル!

 

最後に

僕の人生において、凄まじくインパクトのある映画が何本も登場した年だった。

リアルタイムでMCU作品を見られている事に感謝したい。

来年は、もっといっぱい映画を観て、良い作品にもっと出会いたいな。

 

2018年の買ってよかったアイテムは、noteにまとめました。

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2018年9月の観るべき映画

 

夏休みが終わり、秋がやってきた。

映画業界における秋は、オフシーズンなのだ。大作映画は夏休みに公開してしまう為、秋はどうしても小粒な作品が多くなってしまう傾向がある。

 

でも、良い作品もあるんだぜ。

 

『アントマン&ワスプ』

8月31日公開

主演:ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ他

アメコミ映画ファンを絶望の淵に追いやった名作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、その陰鬱とした雰囲気をぶち壊す役を任されたのがアントマンだ。

終始笑えるが、中でもマイケル・ペーニャのおもしろメキシカン枠が最高で、主人公を喰ってしまうほど。

前作を観ていなくとも十分に楽しめるので非常にオススメです。

もちろん『アベンジャーズ4』に繋がると言われているので、MCUを追いかけてるマニアは必見だ。

 

『プーと大人になった僕』

9月14日公開

主演:ユアン・マクレガー、プーさん他

絶対泣くやつやん。

予告編を観ただけでも、仕事辞めたい病が加速している。

大人になったクリストファー・ロビンのもとに、100エーカーの森を飛び出したプーさんがやってくるお話。

疲れている社会人に、行きていく上で大事なことを伝えてくれるプーさん。

何もしてないをしたくなる、9月の必見作品だ。

 

『パパはわるものチャンピオン』

9月21日公開

主演:棚橋弘至

人気絵本の実写映画化なんだとか。

主人公は、かつては人気レスラーだったが、ケガや世代交代の影響で現在はヒールレスラー「ゴキブリマスク」として戦っている。ひょんな事から息子に「ゴキブリマスクがパパ」だとバレてしまう…。

邦画は普段観ないんだけど、こういう作品はどんどん鑑賞したいし、周りにも紹介していきたい。

これも泣くやつやん。

 

『クワイエット・プレイス』

9月28日公開

音を立てたら即死。

是非、映画館の本編上映中もこうなって欲しい。

スマホチェックしたら即死も是非。

 

 

 

 

アントマン (字幕版)

アントマン (字幕版)

 
くまのプーさん (吹替版)

くまのプーさん (吹替版)

 
パパのしごとはわるものです (えほんのぼうけん27)

パパのしごとはわるものです (えほんのぼうけん27)

 
パパはわるものチャンピオン (えほんのぼうけん)

パパはわるものチャンピオン (えほんのぼうけん)

 

僕の命は、アベンジャーズに守られてきた。

大学生の頃、「自分が自分ではない感覚」「自分自身を第三者目線で、ゲームのように上空から覗いているような感覚」に悩まされていた。

どうやら現実感消失症というらしい。

フワフワして変な気分になるだけで実害が無かった為、大学が用意しているカウンセラーに相談するだけだった。カウンセラーに「心療内科に行っておいで」と背中を押して欲しかったのだが、カウンセラーは通院への責任を取らぬような発言をするだけだった。

考えてみれば、この時からうつ病に片足を突っ込んでいたんだ。時折「死んだほうが楽になるだろうなぁ」と考えていた。

 

その頃にクリスチャン・ベール主演『ダークナイト』と出会い、心の底から興奮した。『ダークナイト』のラストは、続編への含みもなくキレイな形で終わっていた。

その1ヶ月後に『アイアンマン』と出会った。『ダークナイト』で触れた「アメコミヒーロー」というジャンルの作品が、間を置かずにやってきた。

 

『アイアンマン』は、何度観た事だろう。

エンドロール後、本編に出てこなかったサミュエル・L・ジャクソンがこういった。

「ヒーローチームを編成している、君にも加わって欲しい」

ヒーローの活躍が、まだまだ続くのか。まだ死ねない。ヒーローの終わりまでは死ぬわけにはいかない。

いつしか「適当なタイミングで死のう」と考えていた僕が、生きる目的を見つけた。

それ以降は、ずっとアメコミ映画と共に歩んだ人生だった。

 

「ヒーローになりたい」そう思って、陸上自衛隊の試験を受けて合格した。

 

2010年『アイアンマン2』大学4回生。当時付き合っていた2歳下の彼女と鑑賞した。

2011年7月『マイティ・ソー』自衛隊3ヶ月目。関西から東京の部隊に飛ばされ、遠距離恋愛の彼女と一緒に鑑賞できず、一人で鑑賞。

2011年10月『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャーズ』自衛隊7ヶ月目。極上爆音を始める前のシネマシティ立川にて、一人で鑑賞。

 

キャプテン・アメリカ(キャップ)との出会いが衝撃的だった。

教官が投げた手榴弾(偽物)から仲間を守る為、肉体改造前でガリガリだったキャップは己の身を顧みず、手榴弾の上に覆いかぶさった。

正義のために挺身する---僕には眩しくて、憧れになった。

 

2012年8月『アベンジャーズ』うつ病になり、自衛隊を退職。「人が変わってしまった、明るかった君が好きだった」と、3年以上付き合った彼女と別れてしまった。

『アベンジャーズ』~『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、鑑賞したけど記憶がない。

2015年の社会人復帰まで生ける屍になり、記憶が抜け落ちている。

 

社会人復帰をしてからは忙しい時間を過ごし、活気が戻った。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、昔を知っている唯一無二の親友を守るためアイアンマンと戦う姿に涙した。

『スパイダーマン:ホームカミング』では、同乗者がヴィランだと気付いたシーンで手に汗握った。

『マイティ・ソー/バトルロイヤル』では、頭を空っぽにして大笑いし、仕事で追い込まれたメンタルを癒やした。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、遂に終わりが近づいたと気付き、涙した。

 

僕の冒険は、間もなく終わる。

 

アベンジャーズのオリジナルメンバーである「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」「ハルク」「ブラックウィドウ」「ホークアイ」を演じるキャスト陣が、次の『アベンジャーズ4』で契約満了。

そう、「アベンジャーズ」の引退だ。

もちろん、これからもマーベル・シネマティック・ユニバースは続いていく。メンバーを入れ替え、アベンジャーズも存続するだろう。

 

でも、僕にとっての「アベンジャーズ」は、2019年に終わってしまう。

それが怖くて仕方がない。

「アベンジャーズの最後を見届けるまで死なん!」と心に決めたからこそ、自分の死期が近づいている事に気付いている。

 

昨日、プロポーズまでした彼女と破局した。

彼女の依存が激しく、自分の時間が持てずに余裕がなくなってしまった。

でも、僕が悪いのかもしれない。僕がそうさせているのかもしれない。

2人連続、彼女の依存が激しすぎて破局している。きっと僕が悪いんだと思う。

 

『アベンジャーズ4』が、来年の夏にやってくる。

それまでに、死なない理由を見つけられるか自信がない。

 

僕の命は、アベンジャーズに守られてきた。

僕の冒険は、間もなく終わる。

 

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